さくらインターネットのレンタルサーバにNode.jsを導入したので、その方法をまとめました.

0.前提

検証はさくらインターネットのスタンダードプランで行っています.

OSはFreeBSDを利用しています.

Root権限は不要ですが、sshで接続できる環境が必要です.

 

1. 事前準備

a. portsの設定

libexecinfoをインストールするには、portsの設定が必要になります.portsは後ほどNode.jsをインストールするときにも必要となるので、最初に設定しましょう.

まず、必要なディレクトリとconfファイルの作成をします.

confファイルの中身は以下の通り.

confファイルを作成したら、以下のコマンドを実行.

portsnap は secure に FreeBSD の ports ツリーを更新することができるツールです。

portsでmakeを実行する際に必要なフォルダを作成します.

次にsetenv の設定をします.環境設定用ファイルを開きます.

ファイル内でsetenvをしている箇所を探し、以下の設定を追加します.(vimでの検索は Esc → /setenv)

2.libexecinfoのインストール

いよいよ、libexecinfoのインストールです.

最後にスクリーンが青くなるので、OKを選択してEnterを押す.

Screen Shot 2015-03-14 at 22.22.19

これでlibexecinfoのインストールは完了です.

 

2. Node.jsのインストール

a.インストール前の設定

環境設定用ファイルを開きます.

ファイル内でsetenvをしている箇所を探し、以下の設定を追加します.(vimでの検索は Esc → /setenv)

:wqで保存したら、読込ませます.

b. make installの実行

環境変数の設定が終わったら、portsを使ってインストールします.

以下のようなエラーが表示されたら、1.でインストールしたlibexecinfoを見つかられていません.

gypの修正が必要です.

修正前

修正後( [ユーザ名]の箇所は、適宜自分のサーバー上のユーザ名に変更してください.)

修正が終わったら、再度makeします.

インストールが無事成功すると、以下のようなメッセージが表示されます.

インストールが成功したことを確認します.

 

4. 遭遇しがちなエラー

a. バイナリファイルの実行不可

エラーメッセージ:

原因 :

node.jsのバイナリファイルを直接実行していることによるものです.ここの手順に従い、portsのsrcからmake installをする必要があります.

 

b. make時のエラー

エラーメッセージ:

原因:

libexecinfoが見つかっていません.

portsでインストールしたlibexecinfoの場所を見るようにgypの修正が必要です.

2. b.の手順に従い、makeを修正してください.

 

c.コマンドが見つからない

エラーメッセージ:

原因:

環境設定がうまくいっていないか、インストールがうまくいっていません.

~/usr/local/bin/にnodeが存在している場合

→環境設定がうまくいってません.2. a. に従って環境設定をしてください.

~/usr/local/bin/にnodeが存在していない場合

→インストールがうまくいっていません.再度手順に従ってmakeしてください.

 

 

 

 

 

 

3 thoughts on “レンタルサーバへのNode.js導入

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