Chromebookを買ってさっそくLinuxをインストールしてみました。
これで開発機として使えます。
0.準備
必要なものは開発者モードにしたChromebookだけです。
開発者モードにしていない場合は、以下の手順で変更できます。
* ローカルに保存しているデータが消えてしまうので、Chromebookを買ったらまず初めに開発者モードにした方がいいかもしれません。
- Esc と Refresh(更新マークのキーです)を押しながら、電源ボタンを押してください。
- ” Chrome OS is missing or damaged”と表示されますが、気にせずCtrlとDを押しながらEnterを押してください。
- 開発者モードに移ります。開発者モードへの移行と再起動にある程度時間がかかりますが、気長に待ちましょう。
1.croutonの実行
croutonはChromeOS用のchrootツールです。これを利用すると、UbuntuやDebianとChromeOSを簡単に切り替えることができます。
githubのリンクからcroutonの最新版をダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、ChromeOS用のShellであるCroshを起動します。
Croshを起動するには、Ctrl + Alt + t を同時押ししてください。Chromeのタブが開き、Croshが起動します。
Croshでshellと入力し、enterを押すとshellが起動します。
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crosh> shell chronos@localhost / $ #このようなコンソールになれば、shellの起動は成功です |
ここで、sudo sh ~/Downloads/crouton を実行すればcroutonを実行することができますが、
その前に、実行したいLinuxの種類を選びます。
2.Linux環境のインストール
croutonを使って必要なLinux環境をダウンロード・インストールすることができます。
ディスク容量は限られているので、必要なものを慎重に選びましょう。
選び終わったら、インストールコマンドを1.で起動したshell上で実行しましょう。
(1)容量は少ないけど、GUIを使いたい
軽量なXfceがおすすめです。
インストールコマンド: sudo sh ~/Downloads/crouton -t xfce
(2)容量はあるから、必要なアプリが入ったGUIを使いたい
豪華なGUIのgnome-desktopがおすすめです。
インストールコマンド: sudo sh ~/Downloads/crouton -t gnome-desktop
(3)CLIだけあれば十分
コマンドラインのみしか利用しないのであれば、cli-extraがおすすめです。
インストールコマンド: sudo sh ~/Downloads/crouton -t cli-extra
3. Linuxの実行
インストールが終わったらあとは実行です。
インストールしたものに応じたコマンドをshellで実行しましょう。
xfce : sudo startxfce4
cli-extra : sudo startcli
これでLinuxに切り替えることができたかと思います。
ChromeOSとLinuxの行き来は、Ctrl+Alt+Shift+Back(キーボード1行目の←) と Ctrl+Alt+Shift+Forward(1行目の→).でできます。