写真盗用で炎上のサイバーエージェント「Spotlight」、再発防止策を公表 著作権など執筆ルールをWeb公開

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 サイバーエージェントが運営するバイラルメディア「Spotlight」で、ライターが一般ブロガーの写真を盗用して記事を執筆・掲載した問題で、同社は5月8日、サイト上で再発防止策を公表した。著作権に関する情報などを盛り込んだWebページを近く公開するほか、ライター向け勉強会を開くなど啓発を強化するとしている。

 Spotlightで記事を執筆しているライターが4月、Amebaブロガーがブログに掲載していた写真を無断で記事に利用。抗議した著作者のブログに対し、「今回の件は盗用と言えない可能性が高い」「ブログの内容が辛辣で大変傷付いた」「誠意のある対応を期待する」などと“逆ギレ”ともとれるコメントを投稿していた。

画像健全なキュレーションメディア運営のための対応策について

 この問題を受けて同社は8日、「健全なキュレーションメディア運営のための対応策について」と題した文書を公開。Spotlightなどに記事を執筆する「Amebaみんなの編集局」登録ユーザー全1060人に対して、今回の経緯をメールやマイページ上で連絡したことを明らかにした。

 さらに、利用規約や著作権、投稿マナーなどについてまとめた、誰でも閲覧可能なWebページを5月中旬をめどに公開。6月より定期的に、ユーザー向けの勉強会も開催する。ルールに沿った記事を執筆せず、警告しても改善がみられなければ、執筆記事の削除や登録削除などの罰則規定で対処するとしている。

 画像素材を提供する企業や第三者のサイトと提携するなど、安心して利用できる画像素材の提供も強化。著作者などからの利用規約違反、権利侵害についての問い合わせ対応をスムーズに行えるよう、窓口の整備・社内体制を強化するとしている。

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