日本車の安全性は「劣る」の噂!?・・・「誤った話が歪んで広まったデマだ」=中国メディア | ニコニコニュース

サーチナ

 中国メディアの捜狐は20日、同国メディアの北京青年報がこのほど中国国内で販売されている自動車107車種に対して行われた衝突実験の結果について紹介し、同実験は「日系車の安全性能を証明するものになった」と論じた。

 記事は、衝突実験は中国版の新車アセスメントプログラム(C-NCAP)に基づいて行われ、107車種のうち日系車が20車種、米国系が8車種、欧州系が21車種、韓国系が7車種だったことを紹介。そのほかは中国自動車メーカーが自主開発した自主ブランド車だったことを紹介した。

 星5個で最高評価となる同プログラムにおいて「一部の中国自主ブランド車は3つ星や2つ星の評価しか得られなかった」と伝えたほか、北京青年報が「もっとも安全性の劣る5車種はすべて中国自主ブランド車だった」と報じたことを伝える一方、安全性の劣る5車種について車種名の公表を避けたと報じた。

 一方、日系車は実験の対象となったのが20車種と「車種の数そのものは少なかったものの、そのすべてが5つ星を獲得した」と伝え、「日系車が安全ではないという噂(うわさ)は誤った話が歪んで広まったデマに過ぎないことが分かる」と指摘。衝突実験で明らかになったのは「中国自主ブランド車の品質や安全性は日系車の水準に遠く及ばないということ」と伝え、同実験は「日系車の安全性能を証明するものになった」と論じた。

 さらに欧州系や韓国系の自動車も大半が5つ星だったとし、「欧州系の自動車は安全性が高いと認識されているが、総合的に評価すると日系車を下回った」と報じた。また、中国自主ブランド車については計49車種のうち「2つ星」もしくは「3つ星」の評価だったのは計6車種で、4つ星も11車種あったと紹介し、「ブランド間の技術力の差は大きく、多くの自主ブランド車はまだ改善の余地が大きい」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は北京青年報の20日付報道の画面キャプチャ)