もはや履歴「書」ではない〜Re.vu(レ・ビュー)の使い方:登録編

連載目次

 海外Webサービスの使い方を「日本語で」分かりやすく説明するシリーズ。前回はビジネス特化型ソーシャル ネットワーキング サービス「LinkedIn(リンクトイン)」の情報を使って図を中心にした見やすいレジュメ(職務経歴書)を作成するサービス「Kinzaa(キンザー)」を紹介しました

 今月はレジュメシリーズの続きで、オンラインプロフィールページ作成サービス「Re.vu(レ・ビュー)」を紹介します。

tori28_1.pngRe.vu(レ・ビュー)」のトップページ(クリックすると、大きなサイズの画像を表示します。以降も二重枠の画像は全て、クリックで拡大します)

※各固有名詞のカタカナ読みはユーザーによって異なるため、一つの参考としてください。


Re.vuってどんなサービス?

 Re.vuは現代のテクノロジを使って新感覚の履歴書作成を目指すWebサービスです。

 「文書のみのつまらないレジュメはやめて、自分の良いところをもっと効果的にアピールしてほしい」というコンセプトで開発されました。「Visual Resume(視覚的なレジュメ)」は、履歴「書」ではなく、自らを売り込むプロフィール「サイト」といえるでしょう。

 ちなみにサービス名のRe.vuは「review(レビュー)」と発音します。

Re.vuの特徴

 Re.vuの特徴をもう少し見ていきましょう。サイトにある説明から「そもそもVisual Resumeって何?」「どうやって作るの?」などの疑問にお答えします。

Don't send a resume. Share your story.

 レジュメを送るのではなく、ストーリーをシェアしよう

 「読む」のではなく「見る」、さらにはストーリーを「感じ」させるレジュメを作ります。

Instantly create a profile using LinkedIn.

 LinkedIn(のデータ)を使って、素早くプロフィールを作成しよう

 LinkedInに登録したデータをインポートして、プロフィールを作成できます。LinkedInは英文レジュメ業界(?)で欠かせないツールだということが分かります。

Communicate in a visually compelling manner.

 視覚に直接訴える方法で、コミュニケーションを図ろう

 “compelling”は、「人の心をつかんで離さない」「非常に面白い」などという意味です。視覚に訴えて、自分の良さを相手に伝えましょう。

Quantify your professional achievements.

 プロフェッショナルとしての経歴を定量化しよう

 “quantify”は「定量化する」「数値化する」という意味。履歴書のように、何かをアピールする場面でよく使われる単語です。上記の例のように「1200人の大型グローバルチームをマネジメントした経験があります」などと書けたら格好いいですね!

Examine your traffic with detailed analytics.

 ページのトラフィックデータを詳細分析しよう

 トラフィックとはWeb解析用語で「Web上のユーザーの動き」を表す言葉です。Re.vuで作成したプロフィールを見たのは何人か、どのくらいの時間滞在していたのか……など、気になるデータを詳しく見られます。

登録しよう

 さっそく登録してみましょう。まずはトップページ中央に表示されるバーに「電子メールアドレス」「パスワード」「マイページのURL」を入力します。

tori28_9.pngURL入力欄は「re.vu/XXXXX」の“XXXXX”を指定できます

 なんと、登録はこれだけで完了です! 入力したメールアドレスに登録完了メールが届き、画面はLinkedInとの連携ページに遷移します。

 LinkedInのデータを使わずに最初から入力したいときは、「SKIP THIS STEP」をクリックし、スキップします。

 すると「プロフィールデータ入力画面」に遷移しました。この続きは次回みっちりと紹介しますね。


 いかがでしたか? 明日はRe.vuでプロフィールの作成を行います。前回のKinzaa同様にLinkedInから情報を取得できるので、興味のある方はLinkedInの登録を先に済ませておいてください。

 日本では「自分をアピールする」場がまだまだ少ないのですが、長所や経験、誇れるスキルや経験をアピールできるようになれば、得することはあっても損することはありません。明日もお楽しみに!

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