自転車を飲酒運転してバイクと衝突し、バイクの男性を死亡させたとして、重過失致死容疑で書類送検されたアルバイト男性(30)=東京都世田谷区=について、東京都公安委員会は25日、道路交通法に基づき運転免許を180日間停止する処分にした。自転車の危険な運転を理由に自動車運転免許の停止処分が出されるのは警視庁で2例目。

 都公安委と警視庁は、飲酒して自転車を運転した悪質性や被害者が死亡した結果の重大性を考慮。自動車の運転でも事故を起こす恐れがあると判断した。

 男性は1月22日午前0時50分ごろ、杉並区上高井戸の甲州街道で、飲酒後に自転車を運転し斜め横断。走行中のバイクに衝突し、バイクの男性(36)を転倒させ、死亡させたとされる。警視庁は今月1日、男性を書類送検していた。