米Facebookは24日（現地時間）、同社の提供するメッセージアプリ「メッセンジャー」を利用するにあたって、Facebookアカウントによるログインが不要になったと発表しました。
これまでは、メッセンジャーアプリを利用する際にはFacebookアカウントを保持していることが必須条件となっていましたが、今回の変更により、手持ちの携帯端末の電話番号を用いてアプリにログインすることが可能になりました。ただし、現時点でこの新サービスを利用することが可能なのは、米国、カナダ、ペルー、ベネズエラの4ヶ国のユーザーのみ。また、今後のサービス提供地域の拡張計画については、残念ながら今回の発表の中では言及されていません。
一方で、Facebookアカウントを用いてアプリを利用する利点の存在も明らかに。発表によると、Facebook上で繋がる友人へのメッセージ送信や、あるいは友人から受信したメッセージにより迅速にアクセスできるほか、複数の端末からの同時利用が可能になるとのことです。
Facebookアカウントと密接に結びついたアプリで在り続ける以上、理屈の上ではFacebookユーザーの数を上回る利用者を獲得することが非常に難しいと言えますが、今回の変更によってさらなるユーザーの獲得が可能になるかもしれません。