1世帯当たりの消費支出増減率
共同通信社

 総務省が26日発表した5月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は28万6433円で、物価変動を除いた実質で前年同月比4・8%増となった。プラスは消費税増税前の駆け込み需要があった2014年3月以来、1年2カ月ぶり。

 昨年5月の支出は消費税増税の影響で、東日本大震災が起きた11年3月以来の大きな落ち込みとなっており、反動で増加に転じた。総務省は、増税前の水準には達していないものの緩やかな回復傾向が続いているとして消費の基調判断は「このところ持ち直している」との表現を維持した。