【ソウル共同】韓国保健福祉省は27日、中東呼吸器症候群(MERS)の感染被害で、新たに看護師の女性(27)の感染を26日に確認したと発表した。感染者は全体で182人になった。死者は増えておらず31人。

 これまでに感染者の約半数の90人が退院したが、治療中の13人が不安定な状態という。

 女性はソウル東部の江東慶熙大病院に勤務。同病院では今月上旬に治療を受けた女性(75)=10日に死亡=から入院中の男性(79)に感染したとみられる。この男性は18日に感染が判明するまで病院の透析室を度々利用しており、当局は院内感染が広がっている可能性があると警戒している。

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