首都高速道路でナンバープレートを表示せず、制限速度を大幅に超過して運転したとして、警視庁交通執行課などは25日、道交法違反容疑などで、フェラーリやランボルギーニなどスーパーカーの愛好家グループリーダーで会社役員の男(49)=埼玉県川口市=ら20〜56歳の7人を書類送検した。全員容疑を認め、「スーパーカーなら取り締まりを受けないと思った」などと話しているという。

 同課によると、グループは「辰巳会」を名乗り、昨年10月ごろから活動。週末夜などにスーパーカーに乗り首都高速9号線の辰巳第一パーキングエリア(東京都江東区)に集っていた。

 リーダーの男の送検容疑は、2014年11月12日午前0時半ごろ、首都高速湾岸線で制限速度を109キロ超える時速189キロで運転したり、ナンバープレートを表示しなかったりした疑い。

 グループは多いときには20台以上がパーキングエリアの駐車スペースを占拠し、騒音を立てるなどして付近の住民から苦情が出ていた。今月解散していた。