気象庁は26日、昨年9月に噴火した御嶽山(長野、岐阜県)の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げ、警戒範囲を火口2キロ圏から1キロ圏に縮小した。

 御嶽山噴火では、57人が死亡し、現在も6人が行方不明のまま。長野、岐阜両県は10日に合同調査隊を山頂に派遣して状況を調べており、捜索再開に向けた動きが進んでいる。

 気象庁によると、噴煙や火山性地震は少ない状況が継続し、火山性微動は昨年12月以降、観測されていない。

 気象庁は「火山活動は低下した状態が続いているが、規模の小さな噴火が突発的に発生する可能性は否定できない」としている。

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