GoogleがSmart Lock for Passwordを導入

GoogleはI/O 2015で,Google Identity Platformを発表した。識別情報の管理と認証処理,AndroidとiOSとWebアプリケーションを対象とする権限管理を行う,APIとツールのコレクションだ。

ユーザがGoogleアカウントでログイン可能にするために,Googleは,一般的なサインインに加えてSmart Lock for Passwordsを導入している。現時点ではAndroidが対象だが,近いうちにiOSでも利用可能になるはずだ。Smart Lock for PasswordsはChromeのパスワードマネージャにヒントを得た認証マネージャで,Eメール/パスワード,共通IDなどの認証情報の格納に使用することができる。格納された認証情報は,ユーザが所有するすべてのAndroidデバイスとChromeインスタンスで利用可能だ。AndroidとWebアプリケーションが保存したログイン情報は,次にユーザがアプリケーションを起動した時に自動的に取り出されるので,個々の情報を手入力する必要はない。

Smart Lock for PasswordsはPlay Services 7.5で導入され,Android 2.3以降で利用可能だ。

Googleはさらに,AndroidとiOS,Web上でEメール/パスワードと資格情報を操作するツールを提供するIdentify Toolkitをアップデートした。このツールキットは,AOL,Google,Facebook,Microsoft,Paypal,Yahooの提供する資格情報を対象として,ログインやアカウントのリンク,Eメールおよびパスワード変更を行う機能を備えたライブラリを,それぞれのプラットフォーム用に提供する。

その少し前には,OpenID 2.0を含むいくつかの認証プロトコルが非推奨となり,関連するサービスがシャットダウンされることが発表された。開発者に対しては,Google Sign-inへの切り替えが推奨されている。こちらの日程表には,非推奨となったプロトコルと,推奨される対策の詳細が提供されている。