第2次大戦中の強制労働の損害賠償と謝罪を求め大阪地裁に提訴し、記者会見する張広勲さん(前列左から2人目)ら=26日午前、大阪市の司法記者クラブ
共同通信社

 第2次大戦中、秋田県の花岡鉱山や大阪の造船所などで強制労働させられた中国人労働者と遺族の計13人が26日、強制連行の加害行為や労働時の管理責任を問い、国に1人当たり550万円の損害賠償と謝罪を求め、大阪地裁に提訴した。

 原告には過酷な労働に抵抗して蜂起し、多くの死者を出した1945年の「花岡事件」の生存者や遺族が9人いる。来日した原告らは記者会見し「今年は戦後70年の節目。社会に歴史の風化や歪曲が広がる中で日本政府の加害責任を問いたい」と訴えた。

 訴状によると、原告は40~45年に中国の華北地方から強制連行された張広勲さん(87)ら2人と遺族11人。