米軍規格クリアのUAG製「iPhone 6」ケース--耐衝撃構造の機能を探る

 CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやユニークなガジェット、驚きの技術、ウェブで話題のトピックなどを、独自の視点で紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。今回は、iPhone 6用のUAG製ケースを使う機会があったので、その感想を書いてみたいと思う。

 Urban Armor Gear(UAG)は、「快適なアウトドアモバイルライフを守る」という理念に基づき、米軍採用品の試験法規格(MIL)をクリアした耐衝撃性を誇る保護ケースブランドだ。同社のケースは、さまざまな独自の耐衝撃設計により、不意に落下の時にモバイルデバイスをしっかり守れるようになっているという。

 今回試したのは、iPhone 6用コンポジットケース「UAG-IPH6」のオレンジバージョンだ。カラーリングとしては、他にブラック、ホワイト、ホットピンク、ブルー、クリアがある。

iPhone 6用コンポジットケース「UAG-IPH6」のオレンジバージョン

iPhone 6用コンポジットケース「UAG-IPH6」のオレンジバージョン

 やはり、最初に気になるのが「MIL-STD-810G, Method 516.6 Procedure IV」認定ということ。UAGによると、これは、落下高さ122cm落下方向26方向(8角、12稜、6面)の製品落下試験をクリアすることと規定された、米軍採用品の選定に用いられる米国防総省が定めた試験法規格だという。

 確かにケースを見ると、落下に強そうな工夫がいくつか施されているのが分かる。ケース前面のスクリーンサラウンドは、開口部周囲をゴム素材で覆うとともに、ディスプレイ表面よりも少し高くなっている。デバイスがディスプレイを下にして落下した場合、平面に対してならばディスプレイが直接触れにくくなっているので、傷が付くのを避けるようになっている。

前面の開口部周囲を覆うゴム素材がディスプレイ表面よりも少し高くなっているスクリーンサラウンド

前面の開口部周囲を覆うゴム素材がディスプレイ表面よりも少し高くなっているスクリーンサラウンド

 ケース四隅のショック吸収バンパーは、ゴム素材が他の部分よりも厚くなっている。UAGによると、デバイスが落下する際に通常は角の部分から地面にぶつかるため、ショック吸収バンパーはとても重要だという。各ショック吸収バンパーの背面側には、スキッドパッドと呼ばれる防滑用の脚が付いている。そのため、斜面においても滑り落ちにくくなっている。

ショック吸収バンパーとスキッドパッド

ショック吸収バンパーとスキッドパッド