関西電力は28日、千葉県市原市の液化天然ガス(LNG)火力発電所を、電源開発(Jパワー)と三井造船から取得したことを明らかにした。関電が首都圏で発電所を保有するのは初めて。

 来春の電力小売り自由化をにらんで、国内最大市場の首都圏で自前の電源を確保し、電力販売を強化する狙いがある。

 関電子会社の関電エネルギーソリューション(大阪市)が、Jパワーと三井造船の共同出資会社「市原パワー」の全株式を取得し、完全子会社化した。投資額は数十億円規模とみられる。

 火力発電所は出力11万キロワットで、蒸気とガスのタービンを組み合わせた「コンバインドサイクル」方式を採用。

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