輸送用のコンテナ破損=放射性廃棄物、漏出なし―国交省

 国土交通省は27日、低レベル放射性廃棄物を輸送するコンテナの固定用ボルトが折れていたとして、輸送会社の原燃輸送(東京都)に原因究明と再発防止を指示した。同省によると、破損が確認されたのはいずれもコンテナの点検時で、放射能漏れなどは確認されていないという。

 同省によると、原燃輸送は原発作業員の衣服などを焼却してコンクリートで固めたドラム缶をコンテナ(縦3.2メートル、横1.6メートル、高さ1.1メートル)に詰め、専用の運搬船で青森県六ケ所村の管理センターまで運んでいる。

 同社が2月16日に空のコンテナを点検した際、ふたを固定する4本のボルトのうち1本が折れているのが見つかった。今月22〜25日にさらに4個で同様の破損が見つかったため、同省に報告した。廃棄物を積み込んだ後の点検では、異常はなかったという。

 同社は1992年から低レベル放射性廃棄物を運んでおり、原因が分かるまで輸送を中止するという。