取引開始から大幅続落し、下落幅が一時500円を超えた日経平均株価を示すモニター=29日午前、東京・東新橋
共同通信社

 週明け29日午前の東京株式市場は、財政危機の深刻化でギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが強まったことから日経平均株価(225種)は急落し、下げ幅は一時500円を超えた。欧州経済への信認低下により、外国為替市場ではユーロが主要通貨に対し大幅に売られた。

 ギリシャ支援交渉が不調に終わって最初の主要取引となった東京市場で株価が急落したことで、日本時間の夕方以降に取引が始まる欧米市場の動向が注目される。

 日経平均株価の午前終値は、前週末終値比368円81銭安の2万0337円34銭。東証株価指数(TOPIX)は28・41ポイント安の1638・62。