個性派俳優・佐藤二朗が歌声披露!「インサイド・ヘッド」で声優デビュー | ニコニコニュース

ライリーの頭の中の住人、 ビンボンを演じた佐藤二朗
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俳優の佐藤二朗が、米ピクサーの最新作「インサイド・ヘッド」で日本語吹き替え声優に初挑戦していることがわかった。

本作は、11歳の少女ライリーの頭の中を舞台にした冒険ファンタジー。ライリーの感情をつかさどるヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミを主人公に、ライリーが新生活を始めたことを発端に繰り広げられる、頭の中での大冒険を描く。

佐藤が演じるのは、ライリーが幼い頃に作り出した想像上の友達"ビンボン"。ゾウを思わせる長い鼻にネコのようなヒゲという外見の、おっちょこちょいなキャラクターで、仲間と離れ離れになったヨロコビとカナシミが出会い、行動を共にする。配給のウォルト・ディズニーによれば、佐藤の起用理由は「佐藤さんの演技が、ビンボンの無垢(むく)で子どものように純粋な声を表現していること、(佐藤さんの)大きく包み込むような優しさが決め手となりました」という。

劇中で歌声を披露している佐藤は、「歌は、本当に大変でしたね。100回くらい歌えば1回くらい合うだろうという気持ちで挑みました」と収録時の苦労を振り返る。役作りは「とにかく童心に返る、ということを心がけました。楽しい時は本当に楽しく、悲しい時は本当に悲しい、という振り幅を、大人になった自分と比べて100倍、200倍でやってみたいなと思いました。ビンボンのように素直な役というものは普段やったことがないので、その点は気をつけました。今まで色々な役をやってきましたが、初めての役柄でしたね」と、キャリア初の試みで大いに刺激を受けたようだ。

また、本編の感想は「世の中って公平では決してないし、理不尽もたくさんあるじゃないですか。それでも腐らずに頑張るということが本作の1つのメッセージだと思うんです。人生経験を積んだ大人の心にこそ響く作品です」と語っている。

なお日本語吹き替え版には、佐藤のほか竹内結子(ヨロコビ)、大竹しのぶ(カナシミ)らが顔をそろえる。映画は、7月18日から全国で公開。