【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は28日、国際宇宙ステーション(ISS)へ補給物資を届けるため、米民間宇宙企業スペースX社の無人宇宙船をフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げたが、約2分後に爆発した。スペースX社による補給船打ち上げは試験飛行を含めて今回が8回目だったが、失敗は初めて。

 ロケットを遠隔操作で破壊したのかどうかは確認されていない。ISSへの物資輸送を担うもう一つの米民間宇宙企業オービタルATK社のロケットも昨年10月、打ち上げ直後に爆発。ロシアの補給船も今年4月にISSとのドッキングに失敗しており、米ロ双方の補給失敗によりISSの運用に影響が出る恐れもある。 

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