「かわいい服を卒業」「嫌いな人とも普通に話せる」社会人がつい「大人」を演じてしまう瞬間 | ニコニコニュース

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いつの間にか世間から「大人」として見られる年齢になってしまった自分。私たちが子どもだった頃の大人も、実は同じだったのかなぁ……なんてノスタルジックな気持ちになってみたりして。みなさんは、無理に「大人」を演じているなと思う瞬間がありますか? 社会人のみなさんに聞いてみました。

■人の嫌がることでも……

・「残業を笑顔で引き受ける。本当は嫌で仕方ないが、嫌な顔をして周りを不快にさせたくないから」(女性/27歳/人材派遣・人材紹介)

・「残業を付けないで仕事をしているとき。ホントは少しでもつけたいけどなんだか周りがしていないと気が引ける」(女性/21歳/自動車関連)

自分は絶対にやりたくない、なんて言って周囲からワガママと思われたくない! そんな思いが感じられます。

■背伸びしちゃってます

・「お酒が強くないのに無理して飲む。ビールは嫌いなのに最初は必ずビールからはじまる」(女性/27歳/医療・福祉)

・「タバコを吸う。別にめちゃくちゃ吸いたいわけでも無いのに、カッコつけで吸っている」(男性/26歳/農林・水産)

お酒やタバコは大人になってから。でも、別に大人になったらやらなくちゃいけないというわけではありません。

■公式な場ですから

・「親戚の集まり。ちゃんとした人間に見せるために演じている」(男性/32歳/機械・精密機器)

・「冠婚葬祭でも大人な挨拶。ご愁傷様でしたと言い慣れてないのでいいづらい」(男性/43歳/その他)

こういうときに大人の対応ができるかどうかで、その人の精神面が問われます。

■よそゆきの声で

・「電話での丁寧過ぎる対応。普段の自分はサバサバしているから」(女性/28歳/団体・公益法人・官公庁)

顔の見えない相手だから、とりあえず猫かぶっておく?

■バレると困るし

・「アニメや漫画が好きだと公言できない時。そういうのは子供の見るものだというイメージで何か言われるんじゃないかと思うから」(男性/35歳/情報・IT)

・「アニメの映画を見たいのに見れない。ドラえもんとか好きなのに見られないから」(女性/30歳/機械・精密機器)

大人がアニメ好きだっていいじゃない。それでも、他人の趣味を差別するような人はいるんですよね……。

■見栄を張らせて

・「後輩に対して、先輩風を吹かしてしまったとき。実際、考えていることは大して変わらないのに、変に上から目線で接してしまった」(女性/27歳/金融・証券)

・「お金がないのに後輩におごってしまったとき。無理しておごってひきつった顔をしていたとき俺小さいなと思った」(男性/28歳/医療・福祉)

後輩には尊敬されたい、よく思われたいという欲求が働いてしまいますよね。

■演じてるんだよ

・「お客様の自慢に対して凄いですねとお世辞を言っているとき。普段の自分なら反応しない」(女性/25歳/金融・証券)

・「嫌いな人とでも普通に話しているとき。本当は話したくないが、仕事なので、普通のふりをして話しているから」(男性/32歳/電機)

もはやアカデミー賞クラス? ナチュラルな演技がお上手ですね!

■役割分担

・「彼氏のわがままを我慢している。彼氏は頑固で夢をおいかけたいタイプ。だから自分が大人にならないとって思う」(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)

一方的に相手を甘やかしていると、いつか疲れちゃうかも。

■おあずけ~、よしっ!

・「お菓子を配られてるときに冷静にいること。内心ではテンション上がってるが、それを抑えるのが大変」(女性/41歳/マスコミ・広告)

食べているときはきっと、テンションが抑えきれていないでしょうね。

■理不尽な場面でも

・「上の人に怒られて黙っているとき。ほんとは反論したいことがあるけど、それでは社会人失格だと思うから」(女性/28歳/印刷・紙パルプ)

ガマンさせられていると、ストレスが溜まっちゃう。しっかりストレス解消するぞー!

■大人のチョイス?

・「かわいい服を卒業した。本当はフリルの服を着たいのに我慢している」(女性/34歳/医療・福祉)

・「サンリオのかわいいグッズが欲しいのに我慢したとき。いい加減キャラグッズを持つのは痛々しいかなぁと思うので」(女性/35歳/機械・精密機器)

お気に入りのものに囲まれているほうが、頑張ろうという気持ちになれるはず。周囲の目なんて気にしない!

■模範にならないと

・「青信号が点滅しているときに走って渡ってしまいたいのを我慢して次の青を待つとき。こどもが真似すると良くないと思うから」(女性/24歳/情報・IT)

「あー、大人なのにルール破ってる!」なんて子どもに言われると、耳が痛い……。

■一人称が変わりました

・「小さい子に話しかけるとき、自分のことを『おばちゃん』という。実際におばちゃんと呼ばれると微妙な気分だと思う」(女性/25歳/小売店)

自分で言うのはいいけど、人から言われるとムカついちゃいますよね。

■見せろ、ど根性!

・「悲しくても、つらくても、頑張ってしまう。大人って、そういうものだから」(女性/31歳/学校・教育関連)

頑張っているあなたのこと、どこかで見ていてくれる人がいますよ!

無理に大人を演じているうちに、自然に身についてくることもありますよね。精神的に幼かった自分をふり返ると、恥ずかしい思い出ばかり。今だったらあんなことしないのにな~と後悔してしまうのは、大人になった証拠ですよね!

文・OFFICE-SANGA 相羽亜季実

調査時期:2015年6月

アンケート:フレッシャーズ調べ

集計対象数:社会人329人(インターネットログイン式アンケート)