自民党勉強会での報道圧力発言連発で、谷垣幹事長が党内の緩みを認める
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25日に行われた自民党内の勉強会「文化芸術懇話会」で、大西英男議員が「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番」、井上貴博議員が「スポンサーにならないことが一番」、長尾敬議員が「沖縄は左翼勢力に完全に乗っ取られている」などの「報道圧力」ととれる発言が飛び出し、大きな問題となっていることを受けて、自民党は勉強会の代表を務める木原稔衆院議員を1年間の役職停止処分とし、問題の発言をした3名の議員に厳重注意をした。

自民党の谷垣禎一幹事長は29日の会見で、「大幅な会期延長で、これだけ時間があるから大丈夫だと言う緩みが生ずることに注意しなければと思っていたが、そういうところが出たのかもしれない。野党になって苦労したことを十分に自覚していない人がいる」と述べ、党内に緩みが出ていることを認め、気を引き締める必要があるとの認識を示した。

〈写真:自民党ホームページより〉