爆弾で検事総長殺害―エジプト=治安・司法当局に打撃

 【カイロ時事】エジプトの首都カイロで29日、バラカト検事総長を乗せた車列が何者かの爆弾攻撃に遭い、保健省によると検事総長は死亡した。検事総長は重大事件の捜査を指揮する立場にあり、治安・司法当局にとって打撃となる。

 爆発の規模は大きく、検事総長の護衛ら8人が負傷した。イスラム過激派による犯行とみられ、2014年6月のシシ政権発足後、これほど高いレベルの要人が殺害されたのは初めて。