北海道紋別市で撮影された、水平線の上に青白く光る夜光雲=21日未明(北海道大低温科学研究所提供)
共同通信社

 北海道大低温科学研究所などの研究グループは30日、北海道で「夜光雲」と呼ばれる特殊な雲の撮影に成功したと発表した。国内で記録の残る観測例としては初めてという。研究者からは地球温暖化との関連も指摘されている。

 今月21日未明に北大低温研が紋別市で、名古屋大太陽地球環境研究所などが陸別町や幌加内町で観測した。

 通常の雲は高度約10キロまでの範囲にできるが、夜光雲は80キロ前後で氷の結晶に太陽光が当たって光る現象。高緯度地方で夏の日没後や日の出前に、まれに観測されるという。

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