ロボットバーテンダーの作ったカクテルを飲んでみたい?

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私たちの仕事はやがてロボットに奪われると言われており、数ある職業のなかでも特に危ないのは接客業だと指摘されています。ということは、美味しいお酒を提供してくれ、時に酔っ払いの相手をしてくれるバーテンダーも仕事を失う危機にあるのでしょうか…。

この数年、試作品やクラウドファンディングプロジェクトといった形でバーテンダーロボットが登場するようになりました。お酒を注文するプロセスが楽チン&スピーディーになり、スマホのアプリを介して自分好みのカクテルも作ってくれるそうですよ。

これ自体は素晴らしい発明ですが、ロボットのバーテンダーはショットを出してくれても、話し相手にはなってくれません。最悪な日を過ごして酒をあおり過ぎても止めてくれないのです。そもそもお酒は社交の場に欠かせないアイテムで、社交というもの自体が人間ならではの行為ですからね。生身のバーテンダーの代わりとは言えないかもしれませんが、プログラミングで精密に計算されたカクテルを提供してくれるマシンたちをご紹介しましょう。

Makr Shakr



MITで開発されたアームはニューヨークのバレエ団のダンサーの動きをモデルにしており、シェイカーを振ったり、カクテルを飾り付けたり、ドリンクを提供することできます。スマホのアプリからドリンクを注文でき、カクテルのレシピはクラウドソージングされるんだとか。バーで乱闘を始める輩にゲンコツをくらわして制裁を加える姿を見てみたいものですが、暴力はプログラミングされていないでしょうねぇ。

このロボットのセカンド・バージョンは、この4月からロイヤル・カリビアン社のアンセム・オブ・ザ・シーズ号で活躍していますよ。

Monsieur


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100種類以上ものドリンクを提供する某飲料会社のマシンを彷彿とさせるのがMonsieurという卓上のバーテンダーマシン。これには8種類の材料(スピリッツやベースなど)を搭載できて、うち6つは冷蔵、2つは室温で保存されます。コンパートメントにグラスをセットして、画面上のメニューからカクテルを選び、注文するだけ! お酒は自動的に注がれます。

PR2



Willow Garageの双腕ロボットPR2はさまざまな動作に加え、移動もできます。もちろん、ドリンクとスナックを運ぶ、なんてこともね。室内に配置されている家具の位置をマッピングすることで、散らかった部屋の中を動き回れるという仕組みです。酔っ払いまでもマッピングするのでしょうか。

Somabar



カクテルが大好きな人の家にあったら大活躍しそうな卓上型のバーテンダーマシン、Somabar。今年の初めにKickstarterでの目標金額に達したマシンで、300種以上のカクテルを作れるんだとか。円筒状のsoma podsにお好みのベースやスピリッツをセットしておけば、後はマシンの中で混ざり合って、ほんの数秒で完成したカクテルがグラスに注がれますよ。

バーで飲むにしても、相手がロボットだけならちょっと味気ないかもしれません。でもこういったロボットを導入することで、生身のバーテンダーはお客さんとの会話により集中できるのかもしれませんね。


image by Makr Shakr, Monsieur

Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文
(たもり)