【オリコン】細田守監督『バケモノの子』がTOP10入り | ニコニコニュース

『バケモノの子』(C)細田守/KADOKAWA
オリコン

 7/6付オリコン週間“本”ランキングの文庫部門で、数々のヒット作を手がける細田守監督の新作アニメーション映画の原作で、同氏が執筆した『バケモノの子』(6月20日発売)が、先週付の32位から9位(週間売上2.1万部)に急上昇した。

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 7月11日の映画公開を目前にTOP10入りを果たした本作は、細田監督が自ら手がけた2作目の小説作品。映画は役所広司、宮崎あおいら豪華俳優陣が声優として名前を連ねる中、若手女優の注目株である広瀬すずが初声優を務めて注目を集めている。さらに、Mr.Childrenが主題歌に新曲「Starting Over」を提供していることでも話題を呼んでいる。

 同作のランキング登場2週目となる現時点での累積売上部数は2.7万部。細田氏の初小説で発売以来の総累積売上が44.6万部のヒットとなった『おおかみこどもの雨と雪』(2012年6月発売)が、同じく登場2週目(2012/7/9付)で記録した累積売上2.6万部とほぼ同ペースの滑り出しを見せており、映画公開と夏休み突入を追い風とした売上部数上昇、また『おおかみこども~』を超えるヒットへの期待が高まる。

 なお同部門の1位は、アニメ化、ゲーム化もされた人気ライトノベル『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の最新11巻(著:渡航、イラスト:ぽんかん(8)/6月24日発売)が獲得。今作の週間売上12.3万部は、2014/12/1付で10巻が記録した週間売上9.3万部を上回り、シリーズ最高週間売上となった。

 そのほか、BOOK(総合)部門では、7月16日に選考会が開催される「第153回芥川賞」のノミネート作品となった『火花』(又吉直樹/3月11日発売)が週間売上3.6万部で、2週連続、通算4度目の1位を獲得している。