「大きな態度の安倍総理」"自民党批判替え歌"の制服向上委員会、知名度上昇中!? | ニコニコニュース

『制服向上委員会』オフィシャルサイトより。
おたぽる

 先月13日、アイドルグループの制服向上委員会が「憲法九条やまとの会」主催のイベント「若者と国家-自分で考える集団的自衛権」に参加。その際に歌った替え歌がニュースとなり、騒動へと発展している。

 その歌とは、ご存知「大きな古時計」の替え歌で、タイトルは「おじいさんと同じ」。気になる歌詞のほうは、「大きな態度の安倍総理」から始まる自民党批判となっている。同イベントは、神奈川県大和市と市教育委員会が後援していたが、制服向上委員会のパフォーマンスが問題視され、同市は6月25日に「憲法九条やまとの会」へ後援の取り消しを通告したという。

 制服向上委員会のこうした騒ぎは今に始まったことではない。2010年、地デジ反対の歌である「TVにさようなら」を発表。翌年には、脱原発ソングをめぐって、フジロック・フェスティバル出演中止疑惑が勃発。さらに2012年には、民主党・野田政権への批判を題材とした「悪魔 NOだっ! 民主党」を発表している。

 今回のイベントの件に対し、制服向上委員会の木梨夏菜は「思いがあってそれを歌にして伝えているわけで、それに対して(世間が)私たちにどういうふうに思っても、表現の自由だから全然私たちはそんなに気にはしていないんですけど」と述べている。ネット上からは「もっと歌ってくれ」「よくやった」「ちょっと面白いじゃねーか」といった声が上がる一方、彼女たちの所属事務所には脅迫メールまでが届く騒ぎに。

 グループの歴史としては1992年から続いている制服向上委員会。近年では、前述のとおり、アイドルブームの流れの中で、舌鋒鋭い社会批判でも注目を集めている。自民党議員の「報道懲らしめる」発言など、"表現の自由"をめぐって喧しい中、より存在感を増していきそうだ。