【ニューヨーク共同】米格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は6月30日までに、米自治領プエルトリコの自治体債の格付けを「トリプルCプラス」から「トリプルCマイナス」へと投機的水準の中でさらに2段階引き下げたと発表した。

 見通しも「ネガティブ(弱含み)」に据え置いた。状況の大幅な改善がなければ、半年以内のデフォルト(債務不履行)が避けられないとした。

 プエルトリコは経済低迷で財政状況の悪化が続いており、投資信託会社などの債権者に対し債務の返済繰り延べを要請している。

全文を表示