全国展開する靴の小売店「ABCマート」の一部店舗が、従業員に違法な長時間労働をさせていたとして、東京労働局過重労働撲滅特別対策班(通称「かとく」)が、労働基準法違反容疑で2日にも運営会社を書類送検する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。

 「かとく」はブラック企業対策のため、今年4月、東京、大阪各労働局に設置された。計13人の労働基準監督官が配置されており、書類送検するのは初めて。

 関係者によると、ABCマートは一部店舗で、違法な長時間の残業を従業員にさせていた疑いが持たれている。調査を進めていた同対策班は、労基法違反の疑いで東京都渋谷区の運営会社「エービーシー・マート」などを書類送検する方針を固めたという。

 同社は「事実確認中でコメントできない」としている。