エボラ出血熱感染の疑いがある患者が入院した静岡市立静岡病院=1日午後
共同通信社

 厚生労働省は1日、静岡県在住の40代男性が西アフリカのギニアから帰国後に発熱し、エボラ出血熱の感染が疑われたため国立感染症研究所で血液を検査したところ、陰性だったと発表した。

 国内で感染が疑われ、検査で否定されたのは8人目。男性は入院先の医療機関でマラリアと診断された。

 男性は仕事のため6月24日までの数カ月間、ギニアに滞在し、30日夜に成田空港に到着。静岡県東部のホテルに宿泊したが翌7月1日早朝、39・8度の発熱を訴え検疫所に連絡した。感染症指定医療機関の静岡市立静岡病院に搬送された際には熱は38・9度だった。