走行中の山陽新幹線車内で、乗客に声を掛ける岡山県警の警察官=3日午前
共同通信社

 東海道新幹線放火事件を受けて全国の警察が新幹線の駅や車内の警戒を強化する中、岡山県警は3日、JR岡山駅と山陽新幹線車内の警戒活動を報道陣に公開した。

 JR岡山駅では、駅構内や新幹線ホームを警察官が2人一組で巡回後、上りの山陽新幹線ひかり号に乗り込み、不審物がないかなどをチェック。乗客に「変わったことはありませんか」「荷物には何が入っていますか」などと声を掛けた。

 出張先の岡山から静岡に戻るという団体職員の男性(57)は「警察官が見える形で警戒してくれるのは心強い」と話していた。