自民党の若手国会議員の勉強会で報道機関を威圧する発言などが出た問題をめぐり、沖縄県議会は2日の本会議で、同党総裁の安倍晋三首相に「発言の撤回と県民への謝罪を求める」とした抗議決議を、公明、共産、社民各党などの賛成多数で可決した。

 勉強会では、作家の百田尚樹氏が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の周辺住民について、「基地の周りに行けば商売になるということで(人が)住みだした」などと発言。決議はこれに関し、「歴史的事実を意図的にゆがめて県民を愚弄(ぐろう)するもので、断じて許すわけにいかない」と強調した。