東海道新幹線の放火事件で神奈川県警は3日、火災があった新幹線「のぞみ225号」の現場検証で2号車2列目の座席まですすが付着していたことを確認した。焼身自殺した林崎春生容疑者(71)はガソリンを自分の体にかけて着火しており、密閉された車内で熱風と煙が一気に広がったとみている。

 容疑者宅から押収した金属製携行缶から微量のガソリンが検出されたことも分かった。県警は、この携行缶を使ってガソリンを調達、ポリタンクに移し替えて乗車したとみている。事件前日、自宅近くで約7リットルを購入したことが判明している。