日本初のSIMフリーWindows Phone『MADOSMA』を買って使ってみた正直な感想 | ニコニコニュース

日本初のSIMフリーWindows Phone『MADOSMA』を買って使ってみた正直な感想
週刊アスキー

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ミドルクラススマホとして十分な性能で実用性は高い

MADOSMA Q501WH(以下、MADOSMA)は、日本で初めて発売したWindows Phone 8.1 Update搭載スマートフォンとして話題だ

 MADOSMAの仕様は、1280×720ドット表示の5インチ液晶を採用し、プロセッサーはSnapdragon 410のMSM8916を搭載。Androidスマホと比較すると、ミドルクラスの位置付けとなっており、約3万円で購入できる価格は妥当なものだと言えるだろう。メインメモリーは1GB、ストレージは8GB(+16GBのmicroSDカードが付属)と少なめではあるが、初期状態での動作はサクサク動く。ホーム画面のふるまいなど、UIはなじみがないので慣れが必要だが、いわゆる格安スマホのようなもっさり感はなかった。液晶画面のコントラストも高く、非常に鮮やかで動画や静止画もきれいに表示できていた。

 そして、もちろん現代スマホにはなくてはならないテザリング機能も当然備わっている。

 カメラは背面側が800万画素でAFやLEDフラッシュも搭載し、インカメラは200万画素。夜間などの厳しいシーンを除けば、パっと見はiPhone 6と比べても遜色のない画質だった。細部を拡大してみると一歩劣る印象だが、価格を考慮すれば十分納得がいくレベルだ。

SIMのセットアップは簡単!課題のアプリはWindows 10待ち

 今回、MADOSMAを活用するにあたり、OCNの格安SIMを用意してセットアップした。背面カバーをオープンして、SIMカードをセットした後は、 SIM設定から用意されているプロファイルを選ぶだけでデータ通信、音声通話ともに可能になるなど、使用上のハードルは非常に低くスムーズに使えたと思 う。

  しばらく使っていて気になったのが対応アプリの少なさ。TwitterやEvernote、Dropboxなどの有名アプリはあるが、まだまだほかのOSと比べて少ない印象。このあたりはWindows 10 Mobileでぜひ解消してほしいところ。

 現段階では誰にでもオススメしたいモデルとは言えないが、来たるWindows 10採用PCとの連携を念頭に置けば、今買っておいても損はない1台だと思う。

●主なスペック
OS:Windows Phone 8.1 Update
液晶ディスプレー:5インチIPS(1280×720ドット、294dpi)
CPU:Snapdragon 410 MSM8916(4コア、1.2GHz)
メモリー/ストレージ:1GB/8GB
通信機能:IEEE802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、3G/W-CDMA:Band1(2100MHz)、Band8(900MHz)、Band19(800MHz、Band6を含む)、4G/LTE:Band1(2100MHz)、Band3(1800MHz)、Band19(800MHz)/CAT4
カメラ:アウト800万画素/イン200万画素
バッテリー容量:2300mAh
拡張スロット:microSDXCメモリカード(最大64GB対応)
サイズ/重量:70.4(W)×8.4(D)×142.8(H)mm/125g(本体のみ)