【アテネ時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は3日、銀行関係者らの話として、危機的状況に直面しているギリシャの金融機関が、預金の減額を検討していると報じた。8000ユーロ(約110万円)以上の預金が対象で、少なくとも1行で実施の可能性が高まっているという。

 同紙によると、預金減額はギリシャと欧州連合(EU)などの金融支援合意が実現した場合に、銀行資本増強策の一環として行われる見込み。

 一方、ロイター通信によれば、ギリシャのバルファキス財務相は報道について、「悪意のあるうわさだ」と述べた。