北九州市小倉南区で2012年4月、福岡県警の元警部が銃撃された事件で、県警は4日、組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)と銃刀法違反の疑いで、特定危険指定暴力団工藤会トップ野村悟容疑者(68)を再逮捕する方針を固めた。同容疑者の逮捕は5度目となり、他に十数人が関与したとみて捜査している。

 県警によると、元警部の男性(64)は12年4月19日朝、勤務先の病院に歩いて出勤中、自宅から約300メートル離れた路上でバイクの男に左脚と腰付近を撃たれ、重傷を負った。野村容疑者は工藤会の活動として組織的に元警部を殺害しようとした疑いが持たれている。

全文を表示