政府が、発展途上国での基本的な保健医療サービスの普及支援を外交の重要事項と位置付け、来年の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で日本の取り組みのアピールを検討していることが5日、分かった。政府の健康・医療戦略の方針を示す文書に盛り込み、近く決定する。

 文書案では、全ての人が必要なときに負担可能な費用でサービスを受けられる状態を目指す国際的な目標「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」(UHC)の推進を強調。糖尿病などにも対応する保健医療システムの強化を念頭に「伊勢志摩サミットでは、UHC普及を目指して、国際保健分野での貢献を打ち出すことを検討」としている。

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