【ボン時事】「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録決定を受け、日本政府代表団は5日、ドイツ・ボン市内のホテルで記者会見し、長崎県の中村法道知事は「世界の宝物となった」と喜びを語った。

 中村知事は「(遺産を)次世代に引き継いでいくために力を注ぎ、地域の活性化を目指したい」と強調。長崎市の田上富久市長は「多くの皆さんの力」と述べ、関係者に謝意を表明した。

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、約10年にわたる取り組みが実を結んだと感無量の様子。「産業国家日本の礎を築いた先人たちの偉業が改めて評価された。地域の誇りになる」と述べた。 

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