外相会合で局面打開へ=イラン核協議、7日期限

 【ウィーン時事】ウィーンで続けられている欧米など主要6カ国とイランの核協議は6日、外相級による全体会合を行った。イランの軍事施設の査察を含む透明性の確保や、いったん解除した同国への経済制裁を復活させる仕組みの構築などが焦点。外相らは7日の交渉期限に向け、局面打開を図りたい考えだ。

 ハモンド英外相、ラブロフ・ロシア外相、王毅中国外相は6日午前、ウィーンに相次いで到着し、協議に合流。王外相は記者団に「(協議の)包括的な合意は手中にある。重要なのは全ての関係当事国、特に米国とイランが最終決断をできるだけ早く下すことだ」と述べた。