中程度の材料目白押しの来週 | ダックビル為替研究所 | Klugクルーク

来週は日銀会合に日本の1-3月期GDP、
米FOMC、英中銀MPC、ECB理事会議事録、主要国インフレ指標など、中程度の注目材料が並んでいます。
日本の材料は日曜日に回すとして、インフレ動向を簡単に確認してみましょう。

インフレ関連では
19日に英CPI、ユーロ圏HICP(ともに4月)
22日に米CPI(4月)が発表されます

英CPIは3月と同じく前年比0.0%見込み。
原油安の影響が後退しつつあるだけに
今後の利上げ着たい拡大に向けて物価の回復が期待されるところですが
今のところ厳しいと見られます。
ユーロ圏のHICPも0.0%、3月が速報値の0.0%から-0.1%に下方修正されているなど
こちらもディスインフレ傾向が続きます。

米国のCPIは食品とエネルギーを除いたコアが前月比+0.2%と3月と同水準
前年比+1.7%と3月の+1.8%とわずかに鈍化という見込みです。
予想前後ですとそれほど影響はないと思われますが
14日に発表されたPPIが弱く
前月比が予想外にマイナスに転じたことから、
予想を下回るような数字に神経質になる可能性もありますので
要注意といったところです。