岩手県矢巾町で5日、同町立中学2年の男子生徒(13)が電車にはねられ死亡する事故があり、この生徒が担任とやりとりしていたノートに、いじめを受けていたとの内容が書かれていたことが7日、学校などへの取材で分かった。学校は、生徒がいじめを苦に自殺した可能性もあるとみて、同日から全校生徒を対象にしたアンケートなど調査を始めた。

 県警によると、生徒は5日午後7時半ごろ、JR東北線矢幅駅のホームから転落し、進入してきた普通列車にはねられ死亡した。県警は事件や事故ではなく、自殺の可能性が高いとみている。

 学校などによると、生徒の父親が県警から返却された「生活記録ノート」に、校内で悪口や暴力を受けていたことが書かれていたという。