ギリシャ新提案、持ち越し=ユーロ圏、8日に再度会合

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)ユーロ圏19カ国は7日、ブリュッセルで財務相会合を開き、財政危機に直面するギリシャへの金融支援問題を協議した。同国は支援獲得に向けて新提案の概要を説明したものの、予定していた同日の提出は見送った。8日までに正式に提出される見込みで、ユーロ圏は改めて電話での財務相会合を同日開催する。

 ユーロ圏は7日、財務相会合に続き、首脳会議を開くが、ロイター通信によると、ギリシャのチプラス首相は会議の前に、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領と会談。提案内容を説明するものとみられる。提案が各国に受け入れられ、新たな支援交渉の開始にこぎ着けられるかが焦点になる。

 ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長は「事態は緊急を要する。時間は非常に限られている」と述べた。