日産自動車は8日、静岡県を走行中の日産車で6月、タカタ製の助手席用エアバッグが異常破裂し、金属片が飛び散る事故があったと発表した。当時、助手席に人は乗っていなかった。

 日産によると、事故があったのは2001年製の乗用車「エクストレイル」。6月25日午後7時ごろ、静岡県磐田市の県道でセンターラインをはみ出し対向車と衝突、エアバッグが作動した。

 この際、助手席用エアバッグのガス発生装置が破裂し、高温となった破片がフロントガラスにぶつかって落下、助手席前のパネルを一部焼いた。

 日産は「衝突事故によるもので、異常破裂によるけがとは確認していない」としている。