岩手県矢巾町のJR矢幅駅で列車にひかれ死亡した中学2年の村松亮君(13)が、担任に提出したノートに同級生からの暴行や自殺を示唆する内容をつづっていた情報が、校長や他の教諭らに伝わっていなかったことが8日、分かった。

 校長は「情報は共有できていなかった。亡くなる前に(ノートを)見たのは基本的に担任。報告もなかった」と話しており、学校側の対応が問われそうだ。町教育委員会は、いじめの有無などを調査するための第三者委員会の設置も検討している。

 村松君が担任に提出していたのは、一日の反省などを記す「生活記録ノート」。