岩手県矢巾町のJR矢幅駅で列車にひかれ死亡した中学2年の村松亮君(13)が、砂をかけられたり、殴られたりする姿をたびたび目撃されていたことが9日、分かった。同級生から日常的に嫌がらせを受けていた可能性がある。

 クラスメートの娘から話を聞いた母親によると、運動会の練習中、嫌がる村松君に同級生がしつこく砂をかけていたという。村松君は、その前後に「ずっと暴力、ずっと悪口、やめてといってもやめないし、休みたい」と担任に提出する「生活記録ノート」に書いていた。

 また別の保護者も、村松君が複数の男子生徒に殴られていたとの話を娘らから知らされていた。