9日午前9時半ごろ、神戸市兵庫区新開地の和菓子店から「従業員がエレベーターに挟まれた」と119番があった。救急隊員が駆け付けたところ、2階の荷物用エレベーターのドアが開いており、従業員の男性(52)が荷室の中に身を乗り出すようにして倒れていた。男性はエレベーターの天井部分に肩から上を挟まれており、その場で死亡が確認された。

 兵庫県警兵庫署によると、エレベーターの荷室は高さ約1.5メートル、幅約1.2メートル、奥行き約1.5メートル。男性は午前9時20分ごろから、エレベーターを使って和菓子の容器を1階から2階に運んでいた。エレベーターが降りてこなかったため、男性が2階に確認に行った直後、「ドン」という音がしたという。

 同僚が2階で挟まれた男性を発見した。同署が原因を調べている。