男子生徒の死亡について、記者会見で陳謝する矢巾町教育委員会の越秀敏教育長(左)=10日午後、岩手県矢巾町
共同通信社

 岩手県矢巾町で中学2年の村松亮君(13)が自殺したとみられる問題で、町教育委員会の越秀敏教育長は10日、記者会見し「いじめがあった可能性がかなり高い。事実上、死亡の一因と言わざるを得ない。手を差し伸べられず、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

 村松君が6月に、担任に提出した悩みアンケートに「ボクはからかわれたり、いじめられたりする時がよくあります」と記していたことも判明。町教委は月末に第三者委員会を設置し、実態解明を進める。

 越教育長は「複数の生徒が関わっていたようで、亡くなった生徒はいじめと受け止めていたと思う」と話した。