IMF、返済期限60年を提案=ギリシャ債務で

 【ブリュッセル時事】ダウ・ジョーンズ通信は11日、国際通貨基金(IMF)が、財政危機に直面しているギリシャの債務返済期限を現在の平均約30年から60年に延長することを提案していると報じた。ただ、ギリシャの最大の債権国であるドイツは反対しているという。

 欧州連合(EU)ユーロ圏諸国は11日の財務相会合で、ギリシャへの金融支援や、債務返済条件の緩和を協議している。同国の財政を持続可能とするには何らかの条件緩和は不可欠とみられているが、ドイツは慎重姿勢を崩していない。