神奈川大会1回戦で勝利した横浜の渡辺元智監督(右)=12日、サーティーフォー保土ケ谷球場
共同通信社

 横浜(神奈川)を率いて甲子園大会で春夏合わせて5度優勝し、今夏限りで退任する70歳の渡辺元智監督が12日、横浜市のサーティーフォー保土ケ谷球場で神奈川大会1回戦に臨み、光明学園相模原を9―0の七回コールドゲームで下した。

 好発進した渡辺監督は「いつもと変わらない。私ではなく選手が主役。周りは騒ぐが、生徒を勝たせたいという気持ち」と笑顔を交えて語った。

 序盤は硬さが見られたが、五回以降に11安打8得点と地力を示した。2点本塁打を含む4安打の4番公家響は「一球に対する執着心が勝負を左右する、と常に監督に言われてきた。それが攻めの姿勢につながった」と喜んだ。

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