ビートたけし、死刑執行について「殺しただけではすまない」と持論を展開 | ニコニコニュース

タレントでのビートたけし(68)が、7月6日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で死刑制度について意見を述べた。

同番組では「選挙権年齢の引き下げに合わせて、少年法も18歳未満に引き下げるべきか」をテーマに出演者が討論。法務大臣を経験したゲストの鳩山邦夫議員(66)は、大臣時代を振り返り「加害者の年齢なんて関係ない」「早く国家が処罰して欲しい」という思いを強く感じていたと述べた。

鳩山邦夫議員は前回の安倍内閣のときに2人目の法務大臣として2007年8月27日に就任、在職期間は約1年で死刑執行数は13件。同内閣で1人目の大臣のときも在職期間約1年で死刑執行数は10件、この時期死刑執行数は平均的に多い。

このことについて、鳩山邦夫議員は「(死刑執行を望む)そういう話を聞いて、死刑の判子の数が増えていった」と執行数が増えたことの背景を説明した。

死刑執行についての意見が繰り広げられる中、ビートたけしは「(被害者と加害者で)2回殺人が行われるわけだよね」と話を切り出した。そして「俺は死刑廃止論者なんだけど」と前置きし、「死刑だけでは、殺しただけでは済まない。もっと生きるための努力をさせるような方法を」と訴えた。

「もっと生きるための努力をさせるような方法」については「畑を耕して野菜をとらせたり」と具体例を挙げ、「生きていくことはこれだけ大変なんだということを教えた方がいいんじゃないか」という疑問を投げかけた。