【リオデジャネイロ共同】メキシコ政府は12日、昨年拘束した同国最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」のホアキン・グスマン元最高幹部が、メキシコ市郊外の刑務所から脱獄したと発表した。同元幹部の脱獄は2度目。報道によると、刑務所のシャワー室から約1・5キロのトンネルが掘られており、そこを通って逃走したとみられる。

 同元幹部は2001年1月にも、8年間収監されていた刑務所を洗濯かごに隠れて脱獄。麻薬密売組織の取り締まりを進めるペニャニエト政権が昨年2月に拘束し最大級の成果とされたが、今回の大失態で大きくつまずいた。

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